至善寮会津学生寮       【福島県】

 
竣工年度:昭和34年
敷地 : 252坪
規模階数:鉄筋コンクリート4階建
部屋数 :35(個室)
収容人数:35名
月額寮費:47,000円朝・夕食付(8月は、37,000円)
入寮金:70,000円

 会津学生寮は、大正6年、上京遊学している会津出身学生のために寄宿舎として誕生している。山川健次郎(当時東京帝国大学総長)等が中心となり在京先輩有志の尽力により設立に至ったものである。山川先生が寮の命名を依頼され、「至善寮」と名づけられた。先生のお考えの要旨は、『旧藩時代、藩校日新館に入学した会津藩士の子息は、各階級の修業を終え、最後に大学に入る。最高の教育を受けた所の名を取って寄宿舎の名としたのである。寮に入るものは、節義を重んずる修養に努められんことを切望する。』とある。このことが建寮精神になっている。現在は、公益財団法人「会津学生寮」と呼ばれており、本年で96年目になる。これまで1350名の入寮生を数え、社会に貢献しうる有為な人材育成に努めている。